心地よいフェイシャルエステに関連する脳の活動領域を解明―メナード

心地よいフェイシャルエステに関連する脳の活動領域を解明|日本メナード化粧品

図2 フェイシャルエステによる心理状態の変化

唾液中にはストレスや感情に反応して増減する特定のタンパク質が存在しており、これらを測定することでそのときの心理状態を評価することができる。
同研究では、心地よさの指標としてオキシトシン※2、ストレスの指標としてコルチゾール※3を測定しました。
その結果、フェイシャルエステ後にオキシトシンが増加し、コルチゾールが低下した(図3)。

※2 オキシトシン:心地よさを感じると分泌量が増加。
※3 コルチゾール:ストレスが軽減すると分泌量が低下。

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図3 唾液中タンパク質の測定結果

3.フェイシャルエステによる脳活動の変化

脳には異なる機能を持つ多くの領域があり、互いに情報のやり取りを行っています。この相互の連動性を「脳機能的結合」という。
フェイシャルエステ前後の脳機能的結合を解析※4した結果、フェイシャルエステによって海馬と島皮質、海馬と吻側前頭皮質の間でそれぞれの脳機能的結合が高くなることが明らかになった(図4)。
また、心理状態および海馬と島皮質の脳活動との関連について調べた結果、唾液中オキシトシン濃度と脳機能的結合に正の相関が、唾液中コルチゾール濃度と脳機能的結合に負の相関があることが確認された(図5)。
これらの脳領域は、身体の感覚情報を処理する際に働くほか、記憶の形成に関わることが報告されており、つまり、これらの脳領域の活動が、フェイシャルエステによる心地よい感情の喚起やストレス軽減に関与している可能性がある。

※4 データ解析は脳機能的結合を解析するためのソフトウェアであるCONNを使用。

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図4 フェイシャルエステ後に脳機能的結合が高まった脳領域

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図5 海馬と島皮質の脳機能的結合の高さと、心地よさとストレス軽減との関連

 

(ニュースリリース)

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