第17回通常総会開催―日本エステティック工業会

一般社団法人日本エステティック工業会(瀧川睦子理事長)は、5月26日(金)に東京・墨田区のKFC Hall & Roomsで「第17回通常総会」を開催した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2019年5月の総会開催以来4年ぶりに対面で行われ、2022年に就任した瀧川理事長は、冒頭のあいさつの中で、この日はじめて会員の前に立ったことを明かした。

日本エステティック工業会瀧川睦子理事長

瀧川睦子理事長

瀧川氏は、2022年度を振り返り、「コロナ禍においてストップしてしまっていた各委員会の活動を昨年より再開しています。昨年度は、RF、キャビテーション、EMS、エステティックポレーションについてそれぞれ部会を立ち上げ、安心して活用できる機器を認証するための規格基準の策定を進めているところです。また、最近はセルフエステでの火災事故やHIFU施術による健康被害問題、特商法等のネガティブな話題を提供してしまっているところもありますが、工業会としてはエステティック業界がどうあるべきかを考えて、先人たちの残してくれた学びを生かして日々活動を行っていきたいと思います」と述べた。

総会では、「2022年度事業報告承認の件」、「2022年度収支計算報告及び貸借対照表並びに財産目録承認の件」、「2023年度事業計画(案)承認の件」、など5つの議案について審議され、すべて賛成多数により可決した。

昨年(第16回)の開催レポートはこちら

また、記念講演会として、消費者庁 消費者安全課 事故調査室 課長補佐の渕野徳和氏が「HIFU機器に関する調査報告ほか」をテーマに登壇。
今年3月29日に公表された「消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書―エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故―」の経緯や調査の概要、実験結果などを解説した。

消費者庁 消費者安全課 事故調査室 課長補佐の渕野徳和氏

消費者庁 消費者安全課 事故調査室 課長補佐の渕野徳和氏

 

総会終了後は、第一ホテル宴会場に会場を移し、山東昭子参議院議員や経済産業省商務情報政策局 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長の橋本泰輔氏らを来賓に迎え、懇親会が行われた。
久しぶりの対面開催となり、会員や業界関係者はなごやかなムードのなか情報交換を行っていた。

日本エステティック工業会

懇親会であいさつする理事の皆さん

 

一般社団法人日本エステティック工業会
http://www.jeia.gr.jp/
03-6240-9910

 

(取材)

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