一般社団法人日本エステティック協会(久米健市理事長)は、6月7日(水)に「第16回定時社員総会」を東京・千代田区の都市センターホテルにて開催した。
エステティック協会は新たな半世紀へ
久米健市理事長は代表あいさつで「ご存じのようにエステティック協会は昨年50周年を迎えました。長い歴史の中で培ってきたものをこれからも続けていくということが我々の使命だと考えています。業界の素晴らしいニュースというのもなかなかないですが、最近注目を集めるChatGPTやVR/ARゴーグルなどの新しいテクノロジーは、エステティック産業の教育やコンサルテーションの分野での応用ができるのではないかと感じています。エステティック協会としても、前向きにこれらの技術をどうやってエステティック業界の中で活用していくか時間をかけて議論して、皆様にもご意見をうかがえるような団体にならなければならないと思います。51年目という新たな半世紀を迎え、この業界、この職業の発展について考える会であり続けたいと考えています」と述べた。
議案は原案通りに可決、エステティック業界の課題にも言及
審議では、「2022年度事業報告」、「2022年度決算報告」、「定款第5条の変更について」、「2023年度事業計画提案、2023年度予算提案、2023年度事業計画及び予算承認」など報告事項と3つの議案について、賛成多数ですべて可決・承認された。
久米理事長は、事業計画の中で、今後の日本の生産年齢人口の大幅な減少について触れ、エステティック業界でも労働力の確保が困難になっていくことを懸念、「店舗のお客様の多様化への理解」「エステティックを学ぶ人材、店舗スタッフの多様化への対応」などが求められるようになると述べた。その中で、エステティック業界が多くのお客様に愛され続けるためには、業界が変わらなければならないと訴えた。
総会終了後には、会場を移して4年ぶりの懇親パーティーを開催。経済産業省商務情報政策局 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長の橋本泰輔氏や山東昭子参議院議員、今井絵理子参議院議員らを来賓に迎え、ドリンクや食事が振る舞われて賑やかに行われた。また、会員の永年継続などの表彰が執り行われ、表彰状と記念品が贈られた。
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(取材)