日本人を装う外国人経営サロンでトラブル!? #7

こんにちは!
編集長の須々木です。

外国人経営ネイルサロンのトラブルで考えたこと

ちょっと気になるニュースがありました。

元ニュースが消えてしまう可能性もあるので、以下に記事の概要を載せておきますね。

近年、都内を中心に中国人オーナーや施術者による中華系ネイルサロンが急増している。
その背景には開業ハードルの低さやコロナ後のインバウンド需要の増加、日本での就労を希望する中国人の増加がある。
真面目に経営している店舗もある一方で、一部では杜撰な経営が問題となっており、様々なトラブルが発生している。

記事では複数のトラブル事例を紹介している。

まず20代女性Aさんの体験談では、予約サイトで池袋のネイルサロンを検索した際、サイト上では清潔感のある店内写真とスタッフの日本人名が掲載されていた。
しかし実際に来店すると、スタッフ全員が中国語で会話しており、予約した担当者も中国人であった。店内は不潔で、テーブルには爪の粉が散らばり、洗濯物が干されている状態であった。
さらに、中国語の恋愛ドラマが爆音で流れ、施術は手早いものの雑であった。

30代女性Bさんの体験談では、より深刻な料金トラブルが報告されている。
新宿のサロンでワンホンネイルを予約したところ、やはり日本人名で掲載されていたネイリストが実際には中国人であった。
施術中にハートのパーツを「これあった方がカワイイね!」と勧められ、サービスだと思って了承したが、会計時に5500円の予約メニューが8800円に跳ね上がった。
パーツがオプション料金だったことやジェルの変更料金について事前説明がなく、一方的に高額請求された。仕上がりも爪の形にばらつきがあり表面もボコボコで技術力も低かった。

これらの事例は、一部の中華系ネイルサロンが「日本人のネイリスト」を装ったり、無断で予約内容と異なるメニューを施工し高額請求するなどの問題行為を行っていることを示している。消費者は事前の料金確認と透明性のあるサービス提供の重要性を認識する必要がある。

…というものでした。
こちらの記事ではネイルサロンが取り上げられていましたが、同じ国家資格・認定がなく、誰でも参入できてしまうエステティック産業でも同じことが起こる可能性はあります。

もちろん真面目に取り組まれている外国人の方もいらっしゃるので、外国人だからといって一括りにするつもりはありませんが、日本人だと偽装しているというのは悪質だと思いました。
いっぽうで、日本人でも誠意のないビジネスをしている人たちも残念ながら一定数いるのも事実です。

これらの消費者を不快な思いをさせたり、騙すようなことをしたりする人々が存在する限り、美容業界の社会的価値が低減してしまい、真摯に良質なサービスを提供したい事業者の皆さんの機会を奪うことになりかねません。

そんなことを考えると、やはり国家資格や国家認定というような制度の構築が必要ではないかと思うのです。
特にエステティックサービスというのは、お客様の美と健康にかかわり、お客様のからだに直接触れる仕事です。
消費者にエステティックサービスにもっと信頼をよせてもらって、もっとサロンを利用したいと思ってもらえるような仕組みができてほしいと願います。

来年(令和8年)には「エステティックJIS」の成立が見込まれています。
今後の動きを注視したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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