そうなんですね、やはりエステティックという分野では、③差別化戦略が一番有効な戦略ではないでしょうか。
というのは、エステティックサービスはお菓子やネジのように大量生産できるようなものではありませんから、①コストリーダーシップ戦略は相応しくありませんし、②集中戦略については、エステティック産業という市場規模の中で対象となるお客様を絞り込みすぎてしまいます。
長期的に競争に勝っていくためには、差別化戦略をとっていくのがよいのではないでしょうか。
「差別化」って何を差別化する?
日々行っているサロンワークの中で、どんなことを差別化できるでしょうか。
3つ挙げてみました。
1. サービスの差別化(技術・メニュー)
1つ目はサービス内容の差別化です。
・ライバル店とは違う魅力的な施術を提供(例:最新機器を導入、オプション施術など)
・技術の向上(資格取得・研修を活用し、技術力で差をつける)
2. 顧客体験の差別化
2つ目は体験の差別化です。おもに接客、空間、ブランディングなどがあげられます。
• 特別感のある体験を提供する(リラックスできる空間づくり、ホスピタリティ)
• 接客・カウンセリングの強化(丁寧なヒアリングで顧客満足度UP)
• サロンのブランドストーリーを明確にする(お客様に「このサロンだから通いたい」と思わせる)
3. 集客・マーケティングの差別化
3つ目は 価格競争に巻き込まれない集客戦略です。
割引キャンペーンだけに頼らず、SNSやホームページを活用してお店の「価値」を伝えてみましょう。
また、リピート客獲得のために、次回予約の仕組み、会員制度、定期カウンセリングなどが考えられます。
これらの差別化により、「このサロンだから来たい」というお客様を獲得することが売上を伸ばす足掛かりとなるはずです。
あなたの強みは何ですか?
頭の中で考えるだけでなく、ノートなどに書き出してみるのも思考が整理されると思いますよ。
次回は、強みを考えるときのヒントになりそうな考え方を共有したいと思います。
お楽しみに!
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