血流と美肌に関する情報を発信する『Lifeblood Research(TM) Lab』をオープン―資生堂

資生堂のグローバルプレステージブランド「SHISEIDO」は、これまでの血流研究の成果をまとめ、血管の構造を丈夫にして恒常的に血流を促進することで、肌本来の強さと美しさを引き出す新機軸のサイエンス『Lifeblood Research(TM)』に着手した。

この研究の応用により、血流を通して、肌に必要な栄養素だけでなく、加齢により減少する免疫細胞を肌のすみずみまで届けることなどを可能にする。
表面的な肌悩みに対して個別に対処し、一時的に解決する従来の化粧品技術とは異なり、年齢、性別、人種、肌のタイプにかかわらず、誰しもが持つ血管・血流にアプローチすることで皮膚の生命力を高め、理想的な肌状態をあらゆる人にもたらすことを目指す。 「SHISEIDO」は、この研究成果を、生活者へのソリューションとして応用していくとともに、さらに研究を進め、根本から全人類の美しい肌をかなえる商品開発につなげていく。
また、「SHISEIDO」の血流・血管技術の最新情報を発信するデジタルプラットフォーム『Lifeblood Research(TM) Lab』を開設。
美肌の未来につながるLifeblood Research(TM)にたどりついた経緯や、研究の詳細、今後の展望を、生活者に役立つ情報として継続的に発信していく。
『Lifeblood Research(TM) Lab』 https://lifeblood-research.shiseido.com/jp/?rt_pr=trh34

《『Lifeblood Research(TM)』の背景》
「SHISEIDO」が考える美しい肌は「生命感あふれるつややかな肌(透明感ある輝きにあふれ、キメが細かくなめらかで、はり・弾力のある肌)」。 「SHISEIDO」は、20年以上にわたる血管・血流研究により、美しい肌が、皮膚の血管の状態や血流の良さと密接な関係にあることを見出している。
さらに2020年、皮膚中の免疫機能を司るランゲルハンス細胞(※1)が加齢によって減少するメカニズムを解明したことで、全身や肌に免疫細胞を届けるルートとなる血管をケアし、恒常的に血流を改善することで免疫力を高く保ち理想の肌状態に導く『Lifeblood Research(TM)』の着手に至った。
2019年に実施したインターネット調査では、「生命感あふれるつややかな肌」が、国境や人種を越えて世界の人々が理想とする肌であることが明らかとなっている。(※2) また、顔全体の毛細血管を立体的に観察できる最新可視化技術を用いて年齢、性別、人種、さらには生活環境が血流に及ぼす影響と肌状態の研究を進めており、良い血流と良い肌状態の関係が解明されつつある。
「SHISEIDO」は、『Lifeblood Research(TM)』をさらに進め、血管・血流研究の発展と、 世界の人々の理想の肌を叶えるためのソリューション開発を引き続き行っていく。

(※1) 皮膚を若わかしく・美しく保つためには、皮膚本来の力を引き出し、皮膚の生命力を高める恒常性(ホメオスタシス)を維持することが重要。
皮膚の恒常性を維持するための機能である皮膚免疫で重要な役割を果たすのがランゲルハンス細胞であり、資生堂は30年以上にわたりCBRC(ハーバード医科大学付属皮膚科学研究所とマサチューセッツ総合病院が設立した皮膚科学研究所)と皮膚の免疫に関する共同研究を行ってきた。

(※2) 資生堂は2019年2月、世界各国で、「理想の肌」がどのように捉えられているか、インターネット調査を実施。
対象者は、プレステージスキンケア製品を使用している、米国、日本、タイ、およびイタリアに住む24~25歳の女性約1000人。 結果として、居住地や、容貌にかかわらず、理想の肌像について同じ考えかたを持っていることが分かった。

《恒常的な血流の改善を促す『Lifeblood Research(TM)』》
皮膚の血流が少ない状態が続くと毛細血管はダメージを受けて細く弱い状態になり、毛細血管の先端が消失する。
「Lifeblood Research(TM)」は、温熱やマッサージなどによる一時的な血流促進効果ではなく、細く途切れていた毛細血管を丈夫に太くして血管の状態自体を良くすることで血流を恒常的に促進し、毛細血管のネットワークを再構築することを目指すサイエンス。 『Lifeblood Research(TM)』に基づく対応を一定期間続けることにより、年齢や人種にかかわらず、皮膚表面下の血流が恒常的に改善することを見出しつつある。

血流の状態が恒常的にいい人の肌を調べると、角層水分量とキメの数値が高く(※3)、さらに、透明感があることが分かった(※4)。
疑似的に血流の状態を良くする実験においても、肌の弾力が向上することが確認されている(※5)。 また、血管が太く、血流の良い人の肌状態を調べる研究にも着手しており、年齢、性別、人種、さらには生活環境に関わらず、血流の状態が恒常的にいい人の肌は、おしなべて良好であり、「生命感あふれるつややかな肌」であることが分かってきている。

(※3) 資生堂調べ (2015年) より
(※4) 資生堂調べ (2015年) より
(※5) 資生堂調べ (2019年) より
《『Lifeblood Research(TM)』を支える毛細血管3D可視化技術》
皮膚の血管は、非常に細かく複雑なネットワーク構造をしており、従来の技術では生きている人の皮膚血管を精緻に観察することは困難だったが。
資生堂では2017年にOCTA(※6)を用いた技術が開発されて以降、2018年には、毛細血管の状態を精細な3次元画像で可視化する技術を確立。
そして2020年9月には、これまで部位ごとでしか観察できなかった毛細血管を、顔全体かつ立体的に観察することに化粧品会社で初めて成功した。 この技術により、人種・性別にかかわらず全人類が持つ血管と肌の関係を解明する研究を加速させるとともに、従来は部分的にアプローチしていたシミやハリなどのケアを、顔全体へのアプローチへ広げることや、血管による肌状態の予測などに活用していく。

(※6) 光干渉断層血管撮影技術 (OCTA: Optical Coherence Tomography Angiography):眼底観察等を目的に医療現場でも活用されている技術。



(ニュースリリース)