※『エステティックジャーナル』2022年7月号より
将来の「国家検定化」を目指して制度の大改革!!
エステティシャン「試験制度」を抜本的に見直し
エステティシャン「養成制度」の実施計画進行中!
日本エステティック機構が定時総会で記者発表
これまで業界で実施されていた「エステティシャン試験制度」を大改革して、新たに「エステティシャン養成制度」を構築し、近い将来には公的な「国家検定化」を目指す実施計画が進行している。
それは、6月28日に開催された、特定非営利活動法人 日本エステティック機構(福士政広理事長)のエステティック業界の「第20回通常総会」終了後のオンライン記者会見で明らかになった。
同機構は、エステティック業界の「エステティシャン試験制度認証」事業を行っているので、新たに「エステティシャン養成制度」となった場合には、試験制度認定から、養成制度認定に変更される。
この将来の「国家検定」を踏まえた新しい教育・試験制度である「エステティシャン養成制度」の検討は、日本エステティック協会の久米健市理事長が中心となって進められているもので、当日は、その概要が発表された。
新たに実施計画されている「エステティシャン養成制度」の土台となるのは、2018年、厚生労働省で制定された「エステティック業」の職業能力評価基準をベースとしたもので、その評価基準を満たす教育内容となる予定だ。
発表された概要は、まだ案件の段階で、そのほとんどが職業能力評価基準も能力ユニット、能力細目、職務遂行のための基準などであった。
これまで同機構は、300時間、1000時間相当のエステティシャン教育を対象とした試験制度を認証してきたが、新たに実施計画されている「養成制度」の概要を承認したことから、それが完了したら「エステティシャン養成制度」の認証となる。
特定非営利活動法人 日本エステティック機構の通常総会は、提出された議案がすべて原案通り承認され、滞りなく終了した。
『エステティックジャーナル』(株式会社たたぷらす)2022年7月号 No.557より転載
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